マタニティウェアはいつから?選び方・手放すタイミング

マタニティウェアはいつから?選び方・手放すタイミング

監修: 高野恭平 病院長 / 森下重雄 副院長(操レディスホスピタル)
最終更新: 2026年5月


「まだお腹が出ていないのに、もうマタニティウェアが必要?」「いつ買えばいいの?」「どんなものを揃えるべき?」——妊娠初期から中期にかけてのマタニティウェア選びは、多くの方が悩むポイントです。

マタニティウェアは「お腹が大きくなってから買えばいい」という考えもありますが、実はお腹が目立つ前から体型が変化し始めています。この記事では、体の変化に合わせたマタニティウェアのタイミング・選び方・産後のケアまで、産婦人科医の視点から解説します。


目次

  1. 妊娠中の体型変化のプロセス
  2. マタニティウェアを始めるタイミング
  3. マタニティウェアの種類と選び方
  4. 季節別・シーン別の選び方
  5. 腹帯(さらし・マタニティベルト)について
  6. 産後はいつまで使える?
  7. マタニティウェアの賢い揃え方
  8. よくある質問(FAQ)
  9. 操レディスホスピタルへの受診案内

1. 妊娠中の体型変化のプロセス

妊娠中の体型は、妊娠週数に伴って以下のように変化します。

妊娠時期 体型の変化 服への影響
〜11週(初期前半) お腹はほぼ変化なし。ただし胸が張る・ウエストが窮屈に感じる場合がある ブラジャーのサイズが合わなくなることがある
12〜16週(初期後半) お腹が少し丸くなり始める。お腹まわりが窮屈になる方が増える ウエストのゴムがきつい・ボタンが閉まりにくい
17〜27週(中期) お腹が目立ち始め、本格的な体型変化が進む 通常のボトムスが着づらくなる
28〜40週(後期) お腹が大きく張り出す。動きが制限される マタニティ専用のボトムスが必要

体型の変化には個人差がありますが、多くの方が妊娠12〜16週ごろ(安定期前後)から通常の服が窮屈になると感じ始めます。


2. マタニティウェアを始めるタイミング

お腹が目立ち始めたとき(目安: 妊娠4〜5ヶ月)

  • ウエスト部分がきつくなった
  • ボタンが閉まりにくい
  • 下着が食い込む

こうした「窮屈感」が続く場合は、マタニティ対応の下着・ボトムスへの切り替えのサインです。

無理して通常の服を着続けないことが大切

「まだ着られる」と無理して締めつけのある服を着ることは、腹部や足元への血流に影響する可能性があります。特に下着(ブラジャー・パンツ)は早めにマタニティ対応に変えることを産婦人科医はお勧めしています。

先行購入のすすめ

お腹が大きくなって急に買いに行くより、体型が変わり始めた段階で少しずつ揃えておくほうが、選択肢が広く、余裕をもって準備できます。


3. マタニティウェアの種類と選び方

マタニティブラジャー

チェックポイント 内容
ノンワイヤーまたは調整可能なワイヤー バストの変化に対応できるもの
授乳対応かどうか 産後も使えるものが経済的
サイズ展開 妊娠中は1〜2サイズアップが目安

一般的に妊娠4〜5ヶ月ごろからバストが大きくなり始めます。授乳ブラとして使えるタイプは産後まで活用できて合理的です。

マタニティパンツ・ボトムス

種類 特徴
お腹すっぽりカバー型 お腹全体を布でカバー。後期まで使いやすい
ウエスト折り返し型 折り返しでお腹の大きさに対応
サイドパネル型 横のゴムパネルで伸縮するデザイン

お腹すっぽりカバー型は後期の大きなお腹でも安定して使えるため、コスパが高いです。

マタニティトップス・ワンピース

  • 授乳口付きのデザインは産後の授乳にも活用できる
  • ゆったりしたシルエットで体型変化に対応するものを選ぶ
  • 通気性・吸汗速乾性のある素材は産後の授乳時にも便利

4. 季節別・シーン別の選び方

夏の妊娠(暑い時期)

  • 吸汗速乾・接触冷感素材を選ぶ
  • ゆったりシルエットのワンピース・チュニック
  • 足元のむくみに対応した靴下・フットウェア

冬の妊娠(寒い時期)

  • 腹部を冷やさないため、腹巻・腹帯との組み合わせが有効
  • 重ね着しやすいデザイン
  • 着脱しやすいものを選ぶ(後期は動きが制限されるため)

職場・フォーマル向け

  • ネイビー・グレー・ブラックなどのベーシックカラーを基準に
  • 授乳口付きのジャケット風トップスや、体型をカバーするAラインのワンピース
  • ウエストゴムで調整できるスラックスタイプのマタニティパンツ

カジュアル・自宅向け

  • 伸縮性の高いスウェット・レギンス
  • 授乳対応のルームウェア(産後にもそのまま使えて便利)

5. 腹帯(さらし・マタニティベルト)について

腹帯(はらおび)は、お腹を支えることで腰痛を予防し、胎児を安定させるとされるアイテムです。戌の日に腹帯を巻く風習もあります。

腹帯の種類

種類 特徴
さらし(伝統的な腹帯) 白木綿の長い布を巻く。戌の日参りに使われることが多い
マタニティガードル型 パンツ型で装着しやすい。お腹全体を支える
骨盤ベルト型 骨盤下部に装着し腰痛・恥骨痛を軽減
トコちゃんベルトなど 骨盤を支える専用のベルト

腹帯を使う時期の目安

一般的に妊娠5ヶ月(16〜19週)の戌の日から始める慣わしがあります。ただし医学的な開始義務はなく、腰痛や不安定感があれば早めに使用することも可能です。

着用する場合は締めつけすぎないよう注意し、わからないことがあれば産婦人科でご相談ください。


6. 産後はいつまで使える?

マタニティウェアは産後も活用できるものが多くあります。

アイテム 産後の活用度
授乳対応ブラ 授乳期(〜卒乳まで)そのまま使える
授乳口付きトップス 授乳が楽になる。産後6ヶ月〜1年は活躍
マタニティパンツ(ゆったり) 産後の体型回復中にも便利
さらし・骨盤ベルト 産後の骨盤ケアにも活用できるものがある

体型が戻るまでの産後1〜3ヶ月は、マタニティウェアをそのまま使うのが現実的です。


7. マタニティウェアの賢い揃え方

必要最低限のリスト(初期〜中期)

アイテム 枚数の目安
マタニティブラジャー 3〜4枚
マタニティパンツ・ショーツ 5〜7枚
マタニティボトムス 2〜3本
マタニティトップス 3〜4枚

レンタル・フリマアプリの活用

マタニティウェアは使用期間が限られるため、購入よりレンタルや中古品の活用も賢い選択肢です。フリマアプリ(メルカリ等)では状態のよいマタニティウェアが多数出品されています。

兼用できるアイテムを優先する

授乳対応・骨盤ケア兼用など、産後も使えるアイテムを優先することでコストを抑えられます。


8. よくある質問(FAQ)

Q1. マタニティウェアはいつから着始めればいいですか?

お腹が窮屈に感じたとき・ウエストがきつくなったときが着替えのサインです。一般的に妊娠12〜16週ごろ(4〜5ヶ月)から必要性を感じる方が増えます。

Q2. マタニティウェアは産後も使えますか?

授乳対応ブラ・授乳口付きトップス・ゆったりしたボトムスなどは産後も活躍します。買う前に産後の活用度を確認することをお勧めします。

Q3. 通常の服でお腹を隠すような服装ではダメですか?

締めつけのない服であれば通常の服でも問題ない場合があります。ただし特に下着は体への影響が大きいため、早めにマタニティ対応に変えることを推奨します。

Q4. 腹帯はいつから着けるべきですか?

一般的に妊娠5ヶ月(16〜19週)の戌の日から始める慣わしがありますが、医学的な決まりはありません。腰痛・お腹の不安定感があれば、早めに産婦人科で相談してください。

Q5. 夏と冬では選び方が変わりますか?

変わります。夏は吸汗速乾・接触冷感素材を、冬はお腹を冷やさない腹巻・腹帯との組み合わせを優先してください。

Q6. 産後いつごろ通常の服に戻れますか?

個人差がありますが、産後3〜6ヶ月で体型が戻り始める方が多いです。授乳中は授乳対応の服が引き続き便利です。

Q7. 職場向けのマタニティウェアの選び方は?

ネイビー・グレー・ブラックなどのベーシックカラーを基本に、Aラインのワンピース・ウエスト調整できるスラックスなどが職場で使いやすいです。授乳口付きのものは産後も活躍します。


操レディスホスピタルへの受診案内

操レディスホスピタル
住所: 岐阜市鹿島町3丁目56番地
電話: 058-233-8811
診療科: 産科・婦人科・不妊治療

腹帯の着け方・骨盤ベルトの使用タイミング・産後の骨盤ケアについてのご相談は、妊婦健診の際にお気軽にお申し付けください。


関連記事(内部リンク)


参考文献・出典

  • 厚生労働省「妊産婦のための食生活指針(令和3年改訂版)」
  • 日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン産科編 2023」

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [
    {
      "@type": "Question",
      "name": "マタニティウェアはいつから着始めればいいですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "お腹が窮屈に感じたとき・ウエストがきつくなったときが着替えのサインです。一般的に妊娠12〜16週ごろ(4〜5ヶ月)から必要性を感じる方が増えます。下着は特に早めにマタニティ対応に変えることをお勧めします。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "マタニティウェアは産後も使えますか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "授乳対応ブラ・授乳口付きトップスなどは産後も活躍します。ゆったりしたボトムスも体型回復中の産後1〜3ヶ月に便利です。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "腹帯はいつから着けるべきですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "一般的に妊娠5ヶ月(16〜19週)の戌の日から始める慣わしがありますが医学的な決まりはありません。腰痛・お腹の不安定感があれば早めに産婦人科に相談してください。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "通常の服でも妊娠中は大丈夫ですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "締めつけのない服であれば通常の服でも問題ない場合があります。ただし特に下着は体への影響が大きいため、ウエストや胸が窮屈に感じたら早めにマタニティ対応に変えることを推奨します。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "マタニティウェアはどこで買うのがお得ですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "使用期間が限られるため、フリマアプリ(メルカリ等)での中古品活用やレンタルも賢い選択肢です。産後も使えるアイテム(授乳対応ブラ等)は新品購入がコスパ良好です。"
      }
    }
  ]
}
⚠ 個別判断は医師にご相談ください
本記事は一般的な医学情報の解説であり、特定の症状・状態に対する診断や治療方針を示すものではありません。
ご自身の状況に応じた判断は、必ず医師の診察・指示に基づいて行ってください。
操レディスホスピタルでは、女性の健康・妊娠・出産・子育てに関する診療を行っています。

RESERVATION & CONTACT

操レディスホスピタル へのご予約・お問い合わせ

岐阜市の操レディスホスピタル (NICU・産後ケア完備) では、無痛分娩・計画分娩・帝王切開・不妊治療など幅広く対応しております。お気軽にご相談ください。

📞 058-233-8811予約ガイドを見る →🌐 WEB予約 →

受付時間: 月〜土 9:00〜12:00 / 月火水金 15:30〜19:00 / 土 14:30〜17:00 (木午後・日祝休診)
住所: 岐阜県岐阜市津島町6-19

📞 電話する 📋 WEB予約する