当院の無痛分娩
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岐阜市で無痛分娩なら操レディスホスピタル
院長メッセージ
Director’s Profile
高野 恭平たかの きょうへい
操レディスホスピタル 病院長
| 資格 | 日本産科婦人科学会 専門医 / 公衆衛生修士(MPH) |
| 学歴 | 岐阜大学 卒業 / London School of Hygiene & Tropical Medicine 卒業 / Liverpool School of Tropical Medicine 卒業 |
| 主な職歴 | 国立国際医療研究センター / 岩手県立磐井病院 / 東京衛生病院 / European Bank for Reconstruction and Development(London, UK) |
国内の医療機関での臨床経験に加え、英国の公衆衛生大学院で学んだエビデンスに基づく医療の視点を、日々の診療に活かしています。
無痛分娩とは
無痛分娩の目的は、出産の痛みをコントロールし、余計なストレスや恐怖を和らげ、より快適でポジティブな出産を体験してもらうことです。「無痛分娩」と呼ばれますが、何も感じない状態ではありません。陣痛や出産の痛みをすべて失くすのではなく、耐えられるくらいに抑えるようにします。それによって、リラックスした状態でお産をしていただければと思います。
当院の無痛分娩の特徴
費用を見直した背景
近年、無痛分娩を希望される方は全国的に増加しています。しかし、希望しながらも無痛分娩を選ばなかった方のうち、多くの方が「費用が高い」ことを理由に挙げています。
無痛分娩の費用に関する現状
無痛分娩を希望する方
増加傾向
断念の主な理由
費用が高い
一般的な追加費用
10〜20万円
無痛分娩を望みながら、費用を理由にあきらめてしまう方がいる——当院が以前から感じていたこの課題を解決したいという思いが、費用体系を見直す直接のきっかけです。
費用(2025年4月以降)
無痛分娩の麻酔効果が不十分であった場合も、無痛分娩費用は一律にかかります。
費用体系の見直しは、医療内容の変更を伴うものではありません。院長の経歴と経験に裏づけられた医療を、同じ体制・同じ方針でご提供しています。
「費用を理由に、無痛分娩をあきらめる方を減らしたい」——当院の理念そのものから生まれた価格設定です。
深夜でも、休日でも、当院のチームが寄り添います。
当院の実績
2025年 総分娩数
915件
うち無痛分娩
502件
無痛分娩選択率
54.9%
当院で出産される方の半数以上が無痛分娩を選択されています。年間500件を超える無痛分娩の実施は、日常的な症例経験の蓄積につながり、スタッフ一人ひとりの対応力を支えています。
無痛分娩の注意点
リスク
上記の通り、硬膜外麻酔による無痛分娩を行いますので、それに伴うリスクが生じます。軽症なものから、極めて稀ですが、重篤なものまであります。例えば、全脊髄くも膜下麻酔で自発呼吸が停止する場合や、長く続く神経障害が残る可能性も0ではありません。詳しくは無痛分娩教室で説明致します。
無痛分娩ができないケース
下記に当てはまる妊婦さまは無痛分娩ができない場合があります。事前に血液検査で確認を行いますが、出産直前に判明した場合でも無痛分娩を中止することがあります。
- 出血傾向や血液凝固障害がある場合
- 穿刺部位や全身の感染がある場合
- 極度の脱水や出血などで循環動態が不安定な場合
- 進行性の脊髄病変がある場合
- 心疾患の一部(末梢血管拡張が望ましくない場合)
- 麻酔薬にアレルギーがある場合
無痛分娩の実際
無痛分娩の開始時期
陣痛が周期的に来て、分娩の進行がみられたタイミングで硬膜外麻酔を開始します。他に、妊婦さまが希望するタイミングで麻酔を開始することもあります。
姿勢の保持
背中の骨の間隔を広げるために、横向きに寝た姿勢(もしくは座った姿勢)で背中を丸めます。そうすることで硬膜外カテーテルがよりスムーズに挿入できます。
麻酔薬の投与
硬膜外カテーテルの留置の痛みをできるだけ軽減するため、皮膚に痛み止めの注射を行います。
硬膜外カテーテルの留置
腰のあたりから硬膜外腔に、細くてやわらかいカテーテルを挿入します。
麻酔薬の注入
硬膜外腔に入れたカテーテルから鎮痛麻酔薬の注入を始めます。
麻酔効果の判定
定期的に、陣痛の痛みを確認します。痛みが強いときは、適宜麻酔薬を追加します。逆に、お腹の張りが全然感じないくらいに麻酔が十分効いているときや、分娩の進行具合によって、一時的に麻酔を止める場合もあります。
硬膜外カテーテルの調整
麻酔効果が不十分な場合は、カテーテルの位置調整や再挿入を行うことがあります。まれに、位置調整や再挿入を行ったとしても期待するほどの麻酔効果を得られない状態が続くこともあります。
無痛分娩の終了
分娩が終わり、会陰縫合などの処置も終了したらカテーテルを抜きます。頃合いをみて、歩行や食事を再開します。授乳への影響はなく、麻酔を使わなかったときと同じように授乳することができます。
無痛分娩中の過ごし方
食事
麻酔の使用中は食事ができません。水やお茶、清涼飲料水は飲むことができます。飲んでもよいものであるかを事前にスタッフに確認してください。
歩行
麻酔の使用中は歩行ができません。足の感覚や動きが鈍くなるため、歩行時に転倒してしまう可能性があるためです。そのため、麻酔使用中は基本的にベッド上で過ごしていただきます。
排尿
麻酔薬の使用中はベッド上安静となるのでトイレに行くことができません。他にも、麻酔による影響で尿が出づらいことがあります。必要に応じて、細い管で導尿します。その際、麻酔が効いているので痛みはありません。
妊婦さまの体勢
下半身の感覚や動きが鈍くなるため、神経の障害や皮膚のトラブルが起こることがあります。長時間同じ体勢にならないよう、スタッフがからだの向きを変えるお手伝いをします。
ベッドサイドモニターの装着
麻酔使用中、妊婦さまの状態を常にチェックするため、頻回に血圧などのバイタルサインを計測するモニターを付けます。
胎児心拍陣痛モニターの装着
赤ちゃんの状態を常に確認するため、麻酔開始後から生まれるまで胎児心拍陣痛モニターを付けます。
起こりえる副作用や合併症
一般的な副作用
分娩の遷延
麻酔の影響により、お産の進行がゆっくりとなることがあります。それに伴って、子宮収縮薬による補助や器械分娩(吸引分娩)が必要となる頻度が高くなります。ただし、無痛分娩を行うことによる帝王切開術の可能性は変わらないと言われています。
胎児心拍数の一時的な低下
麻酔薬の影響や血圧低下により、無痛分娩を開始した直後に胎児の心拍数が低下することがあります。酸素の投与など適切に対応することで、赤ちゃんに影響することはほとんどありませんが、胎児心拍数が回復しない場合には、緊急帝王切開術を行うことがあります。
血圧低下
麻酔の影響で妊婦さまの血圧が一時的に下がることがあります。点滴を増やす、血圧を上げる薬を使用するなどで対応し、妊婦さまや赤ちゃんに問題がないようにしていきます。
穿刺部痛
硬膜外麻酔カテーテルの留置部位に痛みを感じることがあります。一時的なものが多いですが、長く続く場合は検査等行います。
掻痒感
麻酔薬の影響で、からだにかゆみを感じることがあります。多くの場合、我慢できないようなかゆみではありませんが、つらい場合は薬剤などで対応します。
発熱
麻酔薬の影響で、熱が出ることがあります。からだを冷やすクーリングを行います。他に、発熱の原因を調べるために採血などの検査が必要となる場合があります。
頭痛
硬膜外麻酔によって、1週間くらい頭痛が起きることがあります。
硬膜外カテーテルの遺残
硬膜外カテーテルが体内に残ることがあります。
極めてまれだが重篤な合併症
硬膜外血腫・膿瘍
硬膜外カテーテルを留置した周囲に血のかたまり(血腫)や膿のかたまり(膿瘍)を作ることがあります。カテーテルを抜いた後に足の痛み、しびれの増強、足に力が入りにくいなどの症状があります。
神経障害
無痛分娩のあと足にしびれや感覚異常が起きることがあります。多くは数日で消失しますが、まれに数ヵ月から数年単位で持続することがあります(無痛分娩との直接因果関係のない、分娩そのものに起因するものもあります)。
高位・全脊髄くも膜麻酔
硬膜外麻酔で使用するカテーテルがくも膜下に迷入し、麻酔が広範囲に効きすぎることがあります。麻酔使用の直後に、足が動かない、腕までしびれる、息が苦しいなどの症状が起こります。
局所麻酔薬中毒
麻酔薬の投与が多くなった場合や、血管への注入などが原因で起こります。麻酔薬の血中濃度が高くなりすぎることにより、舌や唇がしびれ、けいれん、意識障害などを起こすことがあります。
薬剤アレルギー・アナフィラキシーショック
薬剤に対するアレルギーが原因で、血圧低下や意識障害が起こることがあります。
有効性と不確実性
- 硬膜外麻酔を行うとほとんどの方は痛みがやわらぎます。しかしながら、麻酔効果には個人差があります。本人が期待するほどまで痛みが軽減しない場合があります。
- 急激に分娩が進行したときや、お産直前に硬膜外麻酔を希望するときなどに、強い痛みから麻酔のための姿勢を取れない場合があります。このような場合は、無痛分娩ができない可能性があります。
無痛分娩に関わる助産師・看護師について
リスクを最小化するための取り組みも実施しております。
また、NCPR資格保有者が13名在籍しており、万全を期してお産に臨んでおります。
JALA登録情報
下記の内容は分娩施設がJALAサイトに登録した情報を一覧表にしたものです。
当院の施設情報
JALAとは、The Japanese Association for Labor Analgesiaの略称で、和名では無痛分娩関係学会・団体連絡協議会と呼ばれています。2017年に無痛分娩の重大な事故があり、マスコミ等で大々的に報道されました。再発防止の対策検討するため、厚生労働省が医療の専門家たちを含めたタスクフォースを結成。 今後も日本で安全な無痛分娩が行われるようにするため、厚生労働省をオブザーバーに医療団体6団体(公益社団法人 日本医師会、公益社団法人 日本看護協会、公益社団法人 日本産科婦人科学会、公益社団法人 日本産婦人科医会、公益社団法人 日本麻酔科学会、日本産科麻酔学会)で「JALA」設立した背景があります。
無痛分娩教室
当院では、無痛分娩をお考えの方に向けて医師による無痛分娩教室をZOOMで開催しています。無痛分娩について正しく理解し、安心して出産に臨んでいただくための教室です。当院に通院中の方だけではなく、当院での分娩を考慮されている方もお気軽にご参加ください。
教室の内容
- 1 無痛分娩の仕組み・方法の説明
- 2 当院での無痛分娩の流れ
- 3 リスクと安全管理について
- 4 質疑応答
ご参加について
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ZOOMで開催 — 時間になったら下記URLにアクセスしてください
Zoomミーティングに参加する ↗上記ボタンでアクセスできない場合
ミーティングID: 897 3355 3474
パスコード: 540696 - ✓ 開催日 — 第2・第4木曜日 午後2時〜(30分〜1時間程度)
- ✓ 当院通院中の方だけではなく、当院で分娩を考慮している方も大歓迎です
- ✓ 参加費無料
近隣地域からお越しの方
Reservation
ご予約・お問い合わせ
無痛分娩教室への参加や、お電話でのお問い合わせを承っております。
当院に通院されていない方もお気軽にご参加いただけます。
受付時間: 月〜土 9:00〜12:00 / 月火水金 15:30〜19:00 / 土 14:30〜17:00(木午後・日祝休診)

