Abortion
人工妊娠中絶・無痛中期中絶の相談

まず、深呼吸はしてくださ
予期しない妊娠。頭が真っ白になって、どうしていいか分からない。 パートナーとの関係、仕事のこと、将来のこと… たくさんの不安が押し寄せてきていることでしょう。
でも、あなたは一人ではありません。
操レディスホスピタルは、50年以上にわたり、 同じような悩みを抱える女性たちに寄り添ってきました。
どんな選択をするにしても、それはあなたの大切な決断です。
私たちは、その決断を尊重し、医学的にも精神的にも 最善のサポートをお約束します。
まず知っておいてほしいこと
予期しない妊娠。頭が真っ白になって、どうしていいか分からない。 パートナー
🕐 時間的な制限について
法律により、中絶手術は妊娠22週未満まで可能です。 ただし、妊娠週数によって手術方法や入院期間が変わります:
妊娠11週6日まで:日帰り手術が可能(初期中絶)
妊娠12週0日〜21週6日:通常1〜2泊の入院が必要(中期中絶)
妊娠22週0日以降:いかなる理由でも中絶不可
まずは早めに受診して、正確な妊娠週数を確認することが大切です。
妊娠週数の数え方
妊娠週数は最終月経開始日から数えますが、月経不順の方は実際とズレることがあります。 超音波検査で正確な週数を確認しますので、「もう遅いかも…」と諦めずに、 まずはご相談ください。
当院の考え:責任と安全な選択
当院では、人工妊娠中絶を「大切な選択」と捉え、医学的にも心理的にも安全な環境での対応を心がけております。中絶という選択には、年齢や状況を問わず、深い悩みと向き合う力が必要です。決して軽い判断ではないことを、私たちは理解しています。
その上で、私たちは中絶を「必要な医療」として、責任を持って対応いたします。
すべての方に対し、医療安全・心のケア・プライバシーの厳守を徹底しています。女医の希望も承ります。
• 手術は母体保護法に基づき、適切な管理のもとで行われます
• カウンセリングや術前の不安にも丁寧に対応します
• 女性医師も在籍しています。
「誰にも相談できなかった」「罪悪感に押しつぶされそう」――そんな気持ちを抱えたまま来院される方も少なくありません。
どうかお一人で抱え込まず、まずは一度、私たちにご相談ください。
あなたの決断を、責めることはありません。
必要なのは、「正しい情報」と「安全な選択」です。
人工妊娠中絶の相談

当院の人工妊娠中絶手術は、世界保健機関(WHO)のガイドラインに基づき、MVA法(手動真空吸引法)で実施しております。中絶手術を行う技術や麻酔の技術は常に進化し、もはや「痛みの少ない手術」は標準レベルとなり、皆さまが想像するよりも安全に少ない痛みで行えるものとなりました。
また、中期中絶においても、苦痛を軽減するために硬膜外麻酔を併用した中絶を行うことができます。
操レディスホスピタルの中絶手術の特徴
最新のMVA法採用
WHO推奨の手動真空吸引法(MVA法)を採用。 従来の掻爬法より安全で、体への負担が少ない手術法です
薬による中絶が可能になることで、患者さまにとって治療方法の選択肢が広がることが期待されています。
痛みの少ない麻酔
静脈麻酔と傍頸管ブロックの併用で、 手術中の痛みを最小限に抑えます。
女性医師対応可
デリケートな問題だからこそ、 女性医師による診察・手術も選択できます。
日帰り手術
初期中絶なら入院不要。 朝来院して夕方には帰宅できます。
心のケアも重視
術前・術後のカウンセリング、 必要に応じて心理士のサポートも受けられます。
手術方法の比較
方法 | 掻爬術(従来法) | 電動吸引法 | MVA法(当院採用) |
---|---|---|---|
安全性 | △ | ○ | ◎ |
体への負担 | 大きい | 中程度 | 小さい |
手術時間 | 15-20分 | 10-15分 | 5-10分 |
WHO推奨 | × | ○ | ◎ |
人工妊娠中絶の方法
妊娠11週6日まで(初期中絶)
静脈麻酔を行い、眠ってる間にMVA法(手動真空吸引法)で手術を実施します。
来院してから帰宅するまで日帰りで入院の必要はありません。
中絶にはリスクが伴います。医師からのご説明は改めてございますが、予めご認識頂いた上でご相談ください。
主なリスク:
子宮穿孔、子宮頸管裂傷、子宮内感染、腹腔内感染、子宮出血、子宮内組織遺残、術後の月経異常・不妊症・習慣性流産など、血圧上昇、血圧低下(ショック)、呼吸抑制、呼吸停止、心停止、薬剤アレルギー(発疹・アナフィラキシーショックなど)、末梢神経麻痺、注射部位の痛み・痺れ・硬結など
12週0日から妊娠21週6日まで(中期中絶)
分娩方式となるため1泊2日~となります。
当院では硬膜外麻酔による無痛での処置を選択できます。その場合は処置開始から最後まで無痛で行います。
中絶にはリスクが伴います。医師からのご説明は改めてございますが、予めご認識頂いた上でご相談ください。
主なリスク:
子宮破裂、子宮頸管裂傷、子宮出血・出血性ショック、心筋梗塞、子宮内感染、子宮破裂・子宮頸管裂傷などの場合、輸血・子宮全摘手術などを要する
人工妊娠中絶薬(メフィーゴパック)についての当院の考え
2023年4月、日本で初めて人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」が承認されました。
お薬による中絶が可能になることで、患者さまにとって治療方法の選択肢が広がることが期待されています。
当院では現在、導入について慎重に検討を進めております。
今後の対応については、安全性や利用法、体への影響を十分に考慮したうえで決定いたします。
患者さまには、より安心できる中絶方法をご提供できるよう、引き続き体制を整えてまいります。
ご不明点やご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
初期人工中絶費用
総額費用(税込) | 120,000円 |
---|---|
妊婦のための支援給付金 | -100,000円 |
実質自己負担額 | 20,000円 |
支援制度について
2025年4月より「妊婦のための支援給付金」制度が始まります。 胎児心拍が確認された場合、中絶手術も支給対象となり、 10万円の支援を受けることができます。
- 申請手続きは当院でサポートします
- 住民票がある方なら誰でも利用可能
- 所得制限はありません
中期人工中絶費用
費用項目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
12週~ | ¥620,300 | 出産育児一時金・妊婦のための支援給付により、実質32,300円 |
14週~ | ¥630,300 | 出産育児一時金・妊婦のための支援給付により、実質42,300円 |
16週~ | ¥640,300 | 出産育児一時金・妊婦のための支援給付により、実質52,300円 |
18週~ | ¥650,300 | 出産育児一時金・妊婦のための支援給付により、実質62,300円 |
20週~ | ¥660,300 | 出産育児一時金・妊婦のための支援給付により、実質72,300円 |
※出産育児一時金488,000円が利用できる場合があります。
※妊婦のための支援給付100,000円できる場合があります。
※無痛の中期中絶(硬膜外麻酔)を希望される場合は55,000円追加です
※部屋代は2泊目より1泊につき¥12000ごと追加になります
※プレグランディン※6錠目より1個 ¥10000追加あり
初期中絶手術の流れ
1.初診・相談(所要時間:約1時間)
超音波検査で妊娠週数を確認し、手術についての説明を行います。 この時点で決断する必要はありません。一旦持ち帰って考えていただいても構いません。
2.術前検査・手術予約
血液検査、感染症検査などを行います。 手術日を決定し、当日の注意事項をご説明します。
3手術当日(朝9:00来院)
来院受付 受付後、プライバシーに配慮し、個別のPHSと番号でご案内します
4診察(9:30頃)
診察を行い、体調を確認します。必要があれば前処置として子宮口を少し広げる処置を行います。細いラミセルを使用し、痛みは最小限です。
5麻酔・手術(12:30頃、約10分)
静脈麻酔で眠っている間に手術は終わります。MVA法により短時間で安全に処置が完了します。
6術後安静(13時頃)
個室でゆっくり休んでいただきます。 看護師が定期的に様子を確認し、体調をチェックします。
7退院(14:00-15:00頃)
出血や体調を確認し、問題がなければ退院となります。
8術後検診(1週間後)
子宮の回復状態を確認し、今後の避妊指導を行います。 心のケアが必要な方には、カウンセリングもご案内します。