Fertility Treatment
不妊治療
当院の不妊治療方針
おふたりの不安に寄り添い、最も適切な治療をご提案します
不妊の原因は非常に多岐にわたり、一人一人異なります。また、ご夫婦の事情と希望も個々に違うと理解しております。例えば、私たち医療専門家が最適と考える治療法が必ずしもカップルの希望に沿わない場合もあります。一方、皆様が希望する選択が必ずしも医学的に最良とは限らないこともあります。
そこで私たちは、皆様の声をまず最初に伺いたいと考えています。医師だけでなく専門の不妊カウンセラーも常駐しており、単に一方的な治療方針を提示するのではなく、ご夫婦にとって最も適切な治療を見つけることを目指します。様々な不安を抱える皆様と一緒に、最良の治療法を見つけていきましょう。
経験豊富な医師、スタッフがサポートします
日本生殖医学会認定生殖医療専門医の資格を持ち、岐阜大学医学部付属病院で体外受精や顕微授精を数多く手がけた操医師、名古屋市立大学病院で生殖医療の発展に尽力した松原医師の指導のもと、経験豊かな高橋医師、そして、肺培養士、不妊カウンセリンラーが皆様の治療をサポートします。
施設の技術認定
当院は岐阜県特定不妊治療指定医療機関として認定された医療機関です。また、生殖医療専門医制度の認定研修施設、生殖医療専門医制度の研修連携施設に指定されています。
ムービーを御覧ください
積極的な漢方薬の導入
当院では、不妊治療に有効とされている漢方薬を積極的に治療に取り入れています。漢方薬は約40種類を常備し、患者さまの体質や症状に合わせ、保険診療内で漢方薬をご提供しています。
診療・治療案内
診療・治療内容について
- 一般不妊治療
- 配偶者間人工授精(AIH)
- 男性不妊外来
- 精巣内精子採取手術(要入院)
- 精索静脈瘤手術(要入院)
- 体外受精・胚移植法(IVF・ET)
- 受精卵(胚)の凍結保存と融解胚移植法
- 精子凍結保存
- 顕微授精法(ICSI)
- 胚盤胞移植法
- 2段階胚移植法
- 孵化補助術(レーザー孵化補助術)
- 子宮内膜刺激胚移植法(SEET法)
- G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)子宮内注入法
- 精巣上体精子・精巣内精子顕微授精法
- 不育症治療
- カウンセリング
- 漢方治療(保険適応)
- がん生殖医療
(抗がん剤治療前の卵子・卵巣組織・精子の凍結保存) - サプリメントによる治療
- 各種不妊治療に伴う検査
- 思春期・更年期外来
- 子宮がん検診
不妊教室
体外受精教室
体外受精の治療の流れや当院の妊娠成績についてお話ししています。
また、2023年9月より、松原先生のインスタライブを第1、3火曜日午後1時より行います。不妊治療に関する素朴な疑問や不安な点等に、生殖医療専門医(不妊治療の専門資格)の松原先生に答えてもらいます。ライブ前日よりインスタグラムで質問を募集しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
インスタライブ相談
023年9月より、松原先生のインスタライブを第1、3火曜日午後1時より行います。不妊治療に関する素朴な疑問や不安な点等に、生殖医療専門医(不妊治療の専門資格)の松原先生に答えてもらいます。ライブ前日よりインスタグラムで質問を募集しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
https://www.instagram.com/misao_ladies_funin/?hl=ja
当院の実績と培養室のインタビュー
当院の実績
当院の実績は全国平均を上回る成績となりました。
培養室の技術認定
当院の培養室の技術レベルが、世界の不妊治療における受精卵の凍結・融解技術をリードするリプロライフ社より、表彰されました。学会認定の胚培養士が、皆さまからお預かりした大切な胚や精子のお世話をさせていただいています。
当院の特徴:ここが違う!
生殖補助医療(ART)における安全管理
当院で治療される皆様が安心して治療を受けられるよう、卵子や精子の取り違いといった医療ミスの防止に全力を尽くしています。私たちは「人間は誰でもミスを犯す可能性がある」という事実を認識しており、その防止策として日本臨床エンブリオロジスト学会のガイドラインに厳格に従っています。
精液の入った容器の受け渡しから、精子処理の各段階、媒精・顕微授精時の卵子と精子の確認、培地交換で新しいディッシュに胚を移動させる場合、胚移植時の移植胚の入ったディッシュの確認、配偶子および受精卵の凍結保存、融解時のバイアルや凍結デバイスの確認に至るまで、全ての工程でダブルチェック体制を敷いています。これらのチェックの記録はすべて保存し、透明性と信頼性を確保しています。
タイムラプスインキュベーターによる培養
当院の核心となる信念は「皆様から預かった受精卵の自然のポテンシャルを最大限に活かす」ことです。この理念を最高水準で達成するため、最新の技術である「タイムラプスインキュベーター」を導入しています。詳細については、培養に関するページをご確認ください。
停電対策
全ての培養器は電力により運用されており、停電時には充電式の非常電源が優先的に培養器に供給されます。そのため、一時的な停電や大規模な災害が発生し、培養の継続が難しくなった場合でも、十分な時間を確保し、必要であれば凍結保存への切り替えが可能です。さらに、当院は自家発電設備を完備しているため、数時間の停電にも対応できます。もし万が一全ての電源が失われた場合でも、ウォータージャケットタイプの培養器を使用しているため、内部温度の急激な変動は避けられます。夜間であっても、緊急時には迅速に対応できる体制を整備しています。私たちは最善を尽くして皆様の大切な受精卵を守ります。安心してお任せください。
地震対策
培養器はテーブルに固定され、そのテーブルは床面に固定され連結しています。全体としての自重を増やし揺れに抵抗するような対策を採っています。