反復不成功例への取り組み

操レディスホスピタル 反復不成功例への取り組み

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反復不成功例への取り組み

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反復不成功とは

体外受精・顕微授精を複数回行っても妊娠に至らない状態を「反復不成功」と呼びます。反復不成功には、受精卵が子宮内膜に着床しない「反復着床不全(RIF)」と、妊娠しても流産を繰り返す「反復流産・不育症」の2つのケースがあります。

操レディスホスピタルでは、これまでの治療でなかなか成果が出なかった方、受精卵の質がよくないと診断された方に対して、岐阜県下では当院独自の多角的なアプローチで治療に取り組んでいます。一度当院へご相談ください。

  • 採卵できない・受精しない・受精卵のグレードが低い場合
  • 受精卵が着床しない場合
  • 妊娠しても流産を繰り返す場合

Implantation Failure

反復着床不全への対策

良好な胚を複数回移植しても着床しない場合、子宮内膜の受容能や免疫環境、胚の質など、さまざまな要因が考えられます。当院では以下の検査・治療法を組み合わせて、着床不全の原因を多角的に追究します。

01 ERA検査(子宮内膜受容能検査)

子宮内膜が胚を受け入れる準備が整う「着床の窓(implantation window)」は個人差があります。ERA検査では子宮内膜の遺伝子発現を解析し、最適な胚移植のタイミングを特定します。これにより、一人ひとりに合わせた個別化胚移植(pET)が可能になります。

02 EMMA検査・ALICE検査

EMMA検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査)は子宮内の細菌環境を解析し、着床に有利なラクトバチルス菌の割合を評価します。ALICE検査は慢性子宮内膜炎の原因となる病原菌を特定する検査です。両検査を組み合わせることで、子宮内の感染・細菌バランスの異常を包括的に診断し、適切な抗菌薬治療やプロバイオティクス補充につなげます。

03 子宮内フローラ検査

子宮内のフローラ(細菌叢)のバランスを次世代シーケンサーで網羅的に解析する検査です。ラクトバチルス菌が優位な環境は着床・妊娠継続に有利とされており、フローラの乱れが見つかった場合は乳酸菌製剤(ラクトフェリンサプリメント等)の補充や抗菌薬治療で環境改善を図ります。

04 子宮内膜スクラッチ

胚移植の前周期に子宮内膜にわずかな刺激を加えることで、内膜の修復過程でサイトカインや成長因子が分泌され、着床環境が改善するとされています。

03 PRP療法(多血小板血漿療法)

患者さまご自身の血液から抽出した高濃度の血小板(PRP)を子宮内に注入する再生医療です。血小板に含まれる成長因子が子宮内膜の増殖を促し、内膜が薄い方や反復着床不全の方に効果が期待されます。当院は2020年6月に厚生労働省「再生医療等委員会」より施設認定を受けています。

PRP療法について詳しく見る →

04 SEET法

胚盤胞を培養した際の培養液(胚培養上清)を、胚移植の数日前に子宮内に注入する方法です。培養液に含まれるシグナル物質が子宮内膜に作用し、着床環境の準備を促します。

05 2段階胚移植

初期胚を先に移植し、その後に胚盤胞を移植する方法です。先に移植した初期胚が子宮内膜に着床のシグナルを送り、後から移植する胚盤胞の着床率向上が期待できます。

06 タイムラプス培養

次世代型タイムラプスインキュベーターを用いて、胚の発育過程を24時間連続で撮影・記録します。培養器から取り出すことなく胚を観察できるため、胚へのストレスを最小限に抑えながら、最も妊娠の可能性が高い胚を選択できます。

07 アシステッドハッチング(AHA)

胚の周囲を覆う透明帯を薄くしたり、一部に穴を開けたりすることで、胚が透明帯から脱出(ハッチング)しやすくし、着床を助ける技術です。

08 免疫学的検査・タクロリムス投与療法

Th1/Th2比の検査により免疫バランスを評価し、免疫学的な着床障害が疑われる場合にはタクロリムスの投与により免疫環境を整えます。

09 子宮内膜炎検査(CD138検査)

慢性子宮内膜炎は自覚症状が乏しく見逃されやすい疾患ですが、着床不全の原因となることがあります。CD138免疫染色検査で慢性内膜炎の有無を確認し、抗生物質による治療を行います。

Recurrent Miscarriage

反復流産(不育症)への対策

2回以上の流産を繰り返す場合、不育症として原因の精査が必要です。当院では以下の検査・治療を行い、次の妊娠の維持を目指します。

01 抗リン脂質抗体検査

抗リン脂質抗体症候群は不育症の主要な原因の一つです。血液検査で抗カルジオリピン抗体、ループスアンチコアグラントなどを測定し、陽性の場合はヘパリン療法・低用量アスピリン療法を行います。

02 甲状腺機能検査

甲状腺機能の異常は流産リスクを高めます。TSH、FT3、FT4、甲状腺自己抗体などを検査し、異常が見つかった場合は適切な治療を行います。

03 夫婦染色体検査

ご夫婦いずれかに染色体の構造異常(均衡型転座など)がある場合、流産を繰り返すことがあります。染色体検査の結果に基づき、PGT-SR(着床前胚染色体構造異常検査)などの選択肢をご提案します。

04 ヘパリン療法

血液凝固異常が認められる場合、ヘパリンの自己注射と低用量アスピリンの内服を組み合わせた抗凝固療法を行い、胎盤の血流改善と流産予防を図ります。

05 PGT-A / PGT-SR(着床前遺伝学的検査)

胚移植前に胚の染色体数的異常や構造異常を検査し、正常な胚を選択して移植することで、流産率の低下と妊娠率の向上を目指します。

Our Commitment

当院の実績・取り組み

操レディスホスピタルでは、反復不成功に対する取り組みとして13項目にわたる独自の治療プログラムを用意しています。これらは岐阜県下では当院独自が行っている治療法であり、他院で複数回の治療を行っても結果が出なかった患者さまにも、新たな可能性をご提供できるよう努めています。

PRP療法をはじめとする再生医療から、ERA検査による個別化胚移植、免疫学的アプローチまで、最新のエビデンスに基づいた多角的な治療を組み合わせることで、お一人おひとりに最適な治療プランをご提案いたします。

これまでの治療で思うような結果が得られなかった方も、あきらめずに一度当院へご相談ください。私たちは、患者さまの想いに寄り添い、最善を尽くします。

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