不妊症・不育症
About Infertility
不妊症・不育症
What is Infertility
不妊症とは
日本産科婦人科学会では、不妊症を「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」と定義しています。この「一定期間」について「1年というのが一般的である」とされています。
現代では約6組に1組のカップルが不妊の問題を抱えているとされ、妊娠を望む年齢の上昇がこの割合を高めています。6回のタイミングで妊娠しない場合、以降の妊娠成功確率は20%未満というデータもあり、早めの検査・治療が大切です。
不妊の原因は多岐にわたり、男性側に原因がある割合は約48%(男性のみ24%+男女とも24%)、女性側に原因がある割合は約65%(女性のみ41%+男女とも24%)というWHOの統計があります。原因不明のケースも11%存在します。不妊は女性だけの問題ではなく、ご夫婦で取り組むことが重要です。
Causes of Infertility
不妊症の原因
不妊症の治療は、その原因によって大きく異なります。まずはご夫婦ともに検査を受け、原因を特定することが治療の第一歩です。原因が明らかになれば、それに基づいた最適な治療を進めることができます。
女性側の原因
規則的な月経がある女性でも、排卵が起こっていない場合があります。排卵が起こらない原因には、視床下部・下垂体のホルモン分泌異常、極度の肥満や過度なダイエット、ストレス、甲状腺疾患、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などがあります。また、40歳前に閉経が来てしまう早発卵巣不全や、プロラクチンの高値も不妊の原因となります。
卵管は精子が卵子に向かい、受精した胚が子宮に戻るための通路です。クラミジア感染症による卵管炎や、子宮内膜症による卵管周囲の癒着などで卵管が詰まると妊娠は起こりません。また、卵管采の機能異常(ピックアップ障害)も不妊の原因となります。
子宮筋腫や子宮の先天的な形態異常、子宮内の癒着などがあると、胚の着床が妨げられ妊娠に至らないことがあります。ただし、筋腫やポリープがあっても、その場所や大きさによっては妊娠が可能な場合もあります。
排卵が近づくと子宮頸管の粘液が精子の通過しやすい状態に変化しますが、この粘液の分泌が少なかったり、精子の貫通に適していなかったりすると、精子が子宮内に侵入しづらくなり妊娠が起きにくくなります。
免疫の仕組みにより、抗精子抗体を持つ女性の場合、子宮頸管や卵管の中で精子の運動性が失われ、卵子に到達できないため妊娠が起こりません。
男性側の原因
精索静脈瘤により精巣内の温度が高くなると、精子の数や運動性が低下します。また、特に原因がなくても精子が十分に作られない場合もあります。男性不妊の原因としては最も多い要因です。
精巣内で精子が作られていても、精管(精子の通路)が詰まっていると射精精液中に精子が排出されず、妊娠に至りません。過去の精巣上体炎などが原因となることがあります。
勃起障害(ED)や腟内射精障害など、性交で射精できない状態をいいます。ストレスや妊娠に向けての精神的プレッシャー、糖尿病などの病気が原因となることがあります。
Recurrent Pregnancy Loss
不育症について
不育症とは、妊娠は成立するものの、流産や死産を2回以上繰り返してしまう状態をいいます。日本において妊娠した女性の約40%に流産の経験があり、約4%が不育症と考えられると厚生労働省の調査で報告されています。現在、日本には不育症の方が推定2~3万人いるとされています。
妊娠初期の流産の原因の多く(約80%)は胎児の偶発的な染色体異常とされていますが、流産を繰り返す場合には、その他にも多くのリスク因子が存在することがあります。
不育症の主な原因には、ご夫婦の染色体異常、子宮形態異常(双角子宮・中隔子宮など)、内分泌異常(甲状腺機能異常・糖尿病)、血液凝固異常(プロテインS欠乏症など)、抗リン脂質抗体症候群などがあります。ただし、リスク因子が不明な場合も半数以上あり、リスク因子がある場合でも100%流産するわけではありません。
当院では不育症の原因検索と、低用量アスピリン療法やヘパリン療法などの治療を行っています。お心当たりのある方は、まずはご相談ください。
When to See a Doctor
いつ受診すべきか
一般的に、妊娠を望んで1年間妊娠に至らない場合は、不妊症の検査を受けることをおすすめします。
米国産婦人科医師会や米国生殖医学会では、35歳以上の女性は6ヶ月を過ぎても妊娠に至らない場合、早急に検査と治療を受けるべきとされています。また、年齢に関わらず、月経異常、子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤内感染症の既往などがある場合は、早めの受診が推奨されます。
女性の年齢が上がるほど妊娠率は低下し、流産のリスクも高まります。30歳を過ぎると自然妊娠の確率は徐々に減少し、35歳を過ぎると著明に低下します。男性も35歳ごろから精子の質の低下が始まるとされています。
「もう少し様子を見よう」と思っている間にも時間は過ぎていきます。赤ちゃんを望まれるご夫婦は、気になることがあれば早めにご相談ください。操レディスホスピタルでは、ご夫婦のお気持ちに寄り添いながら、お二人にとって最適な治療をご提案いたします。
Our Services
当院でできること
操レディスホスピタルでは、不妊症・不育症に関する検査から治療まで、幅広く対応しています。一般不妊治療(タイミング療法・排卵誘発・人工授精)から高度生殖医療(体外受精・顕微授精)まで、ご夫婦の状態に合わせた段階的な治療をご提供いたします。
詳しくは以下の各ページをご覧ください。
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