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おりもの 茶色|原因 8 つと受診すべきサイン

おりものが茶色い原因を婦人科専門医が8つに分類して解説。生理前後の正常範囲から、不正出血・子宮頸管ポリープ・感染症など受診が必要なケースまで、見分けポイントと対処法を紹介します。

おりもの 茶色|原因 8 つと受診すべきサイン

「おりものが茶色い……これって大丈夫?」と不安になった経験はありませんか?茶色いおりものは、古い血液が混じったもので、必ずしも病気のサインとは限りません。しかし一方で、不正出血・感染症・子宮の病気が隠れているケースもあります。本記事では、茶色いおりものの原因8つを詳しく解説し、「様子を見ていいケース」と「すぐ受診すべきケース」の見分け方をわかりやすくお伝えします。


目次

  1. 茶色いおりものとは何か
  2. 原因8つ|生理周期・ホルモン・疾患別に解説
  3. 受診すべきサイン|こんな症状は婦人科へ
  4. 茶色おりものの状態チェック表
  5. ピル服用中の茶色おりものについて
  6. 受診時の準備と検査内容
  7. ルイかのう院での対応
  8. FAQ よくある質問

1. 茶色いおりものとは何か

おりものは子宮・膣・子宮頸管からの分泌物です。通常は透明〜白色・やや黄みがかったクリーム色で、月経周期によって量・性状が変化します。茶色いおりものは、古い血液(酸化したヘモグロビン)が混じっている状態です。新鮮な血液は赤色ですが、時間が経つと茶色〜黒褐色に変色します。

つまり、茶色いおりものは「血が混じっているが、少量でゆっくり出てきた」サインです。これ自体がすぐに緊急事態というわけではありませんが、原因を確認することが大切です。


2. 原因8つ|生理周期・ホルモン・疾患別に解説

原因1: 生理前後の出血(最も多い)

月経が始まる1〜3日前や、終わった後の数日間に茶色いおりものが見られることは非常に一般的です。子宮内膜が剥がれ始める・または残った古い血液が排出されている状態です。

原因2: 排卵期出血

排卵(月経周期の中間頃)に、排卵に伴うホルモン変化により少量の出血が起こることがあります。排卵出血は通常24〜48時間以内に止まり、ピンク〜薄茶色です。

原因3: 着床出血

受精卵が子宮内膜に着床する際(受精から約6〜10日後)に少量の出血が起こることがあります。妊娠を希望している方で、予定生理より早い時期に薄い茶色のおりものが少量あった場合は、妊娠の可能性を考えることも必要です。

原因4: 不正出血(ホルモンバランスの乱れ)

強いストレス・急激な体重変化・過労・睡眠不足などによるホルモン分泌の乱れで、月経以外の時期に出血が起こることがあります。

原因5: 子宮頸管ポリープ

子宮頸管(子宮の入り口)にできるポリープは、性交後や内診後などに少量の出血(接触出血)を起こしやすいです。自覚症状がない場合も多く、婦人科受診で初めて発見されることも少なくありません。

原因6: 感染症(クラミジア・細菌性腟炎等)

クラミジア・淋菌感染症・細菌性腟炎などの性感染症や腟炎では、おりものの色・においの変化とともに茶色いおりものが見られることがあります。

原因7: 子宮・卵巣の病気(子宮内膜症・子宮筋腫・子宮体がん等)

子宮内膜症・子宮筋腫・子宮頸がん・子宮体がんなどの疾患では、不正出血として茶色いおりものが見られることがあります。特に中高年の方で月経以外の出血が続く場合は要注意です。

原因8: ピル・ホルモン療法の影響

低用量ピルや黄体ホルモン製剤を服用中は、特に飲み始めや飲み忘れ後にスポッティング(少量の出血)として茶色いおりものが見られることがあります。


3. 受診すべきサイン|こんな症状は婦人科へ

以下に該当する場合は、早めに婦人科を受診してください。


4. 茶色おりものの状態チェック表

状態 考えられる原因 受診必要度
生理の2〜3日前から少量 生理前出血(正常範囲内) 低(毎月同様なら不要)
生理終わり2〜3日後まで 生理後の排出(正常範囲内) 低(短期間なら不要)
月経周期中間頃・少量1〜2日 排卵期出血 低〜中
性交後に繰り返す 子宮頸管ポリープ・頸がん 高(要受診)
悪臭・かゆみ・色の変化も 感染症(クラミジア等) 高(要受診)
2週間以上続く ホルモン異常・疾患 高(要受診)
閉経後 子宮体がん等 非常に高(早急に受診)
ピル服用中・飲み始め スポッティング 中(3か月以上続けば相談)

5. ピル服用中の茶色おりものについて

低用量ピルを服用している方では、飲み始めや飲み忘れ後にスポッティング(少量の不規則な出血)が起こりやすいです。これはホルモンバランスの変化によるもので、多くの場合2〜3か月で落ち着きます。

ただし、以下の場合は相談が必要です。

ピルと不正出血の関係については不正出血 完全ガイドもご参照ください。


6. 受診時の準備と検査内容

受診前に確認しておくこと

婦人科での主な検査

検査 目的
問診 症状・月経周期・性生活歴の確認
内診・膣鏡診 子宮頸管・膣の視診
超音波検査 子宮・卵巣の形態評価
子宮頸がん細胞診 頸がんのスクリーニング
クラミジア・淋菌検査 性感染症の有無
血液検査(ホルモン) 排卵状態・ホルモンバランスの確認

7. ルイかのう院での対応

岐阜市のルイかのう院では、茶色いおりもの・不正出血についての相談を受け付けています。「受診するほどではないかも……」と思っていても、早めに確認することで安心感を得られたり、早期発見につながることがあります。お気軽にご相談ください。

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8. FAQ よくある質問

Q1. 生理前に毎回茶色いおりものが出ます。正常ですか?

A. 月経前2〜3日から少量の茶色いおりものが出るのは、子宮内膜が剥がれ始めているサインで多くの場合は正常の範囲内です。ただし、量が多い・期間が長い・他の症状を伴う場合は婦人科に相談しましょう。

Q2. 性交後に茶色いおりものが出ます。大丈夫ですか?

A. 性交後に出血・茶色いおりものが繰り返す場合は、子宮頸管ポリープや子宮頸がんのサインの可能性があります。一度婦人科で検査を受けることをお勧めします。

Q3. 閉経後に茶色いおりものが出ました。どうすればいいですか?

A. 閉経後の出血は「萎縮性腟炎」などの比較的良性の原因の場合もありますが、子宮体がんのサインである可能性もあります。早めに婦人科を受診してください。

Q4. ピルを飲み忘れたら茶色いおりものが出ました。飲み続けて大丈夫ですか?

A. 飲み忘れ後のスポッティング(少量出血)は比較的よく見られる反応です。飲み忘れへの対処法については低用量ピルの飲み忘れ 対処法をご参照ください。

Q5. 茶色いおりものがひどいにおいを伴っています。どうしたら?

A. 悪臭・かゆみを伴う場合は、細菌性腟炎や性感染症の可能性があります。早めに婦人科を受診して検査を受けましょう。


受診・お問い合わせ

ルイかのう院(岐阜市)


参考文献・出典


監修: ルイかのう院 婦人科医師|最終更新: 2026年5月

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