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おりもの 異常 完全ガイド|色別・においの判断と受診目安

おりものの異常(色・においの変化)を婦人科専門医が色別・状態別に解説。黄色・緑色・茶色・チーズ状など色ごとの原因と、受診すべきサインをわかりやすく紹介。岐阜市ルイかのう院でご相談できます。

おりもの 異常 完全ガイド|色別・においの判断と受診目安

「おりものの色がいつもと違う」「においが気になる」「量が急に増えた」。おりものの変化は、膣・子宮・卵巣の状態を反映するバロメーターです。正常なおりものとはどのようなものか、異常なおりものにはどんな原因があるのかを正しく知ることで、受診すべきタイミングを適切に判断できます。本記事では、おりものの色・量・においの変化を分かりやすく解説します。


目次

  1. 正常なおりものとは
  2. 月経周期とおりものの変化
  3. 色別・状態別の異常おりもの一覧
  4. においの異常と考えられる原因
  5. おりもの異常の主な原因疾患
  6. 受診すべきサイン
  7. 日常のケアとNG行動
  8. ルイかのう院でのおりもの相談
  9. FAQ よくある質問

1. 正常なおりものとは

おりものは、子宮頸管・子宮内膜・膣壁からの分泌物が混ざったものです。自浄作用(膣の酸性環境を保ち細菌感染を防ぐ)を持つ重要な体液です。

正常なおりものの特徴

項目 正常の範囲
透明〜白色・やや黄みがかったクリーム色
少量〜中量(日によって変動あり)
においにおい ほぼ無臭〜かすかな酸味(乳酸菌によるもの)
性状 サラサラ〜やや粘稠。乾燥すると黄みがかることもある

おりものが乾燥すると下着に黄色っぽく見えることがありますが、これは正常です。


2. 月経周期とおりものの変化

おりものの量・性状は月経周期を通じて変化します。

月経周期の時期 おりものの特徴
月経直後(低温期前半) 少量・やや粘稠
排卵前後(排卵期) 量が増える・透明で糸を引くような粘稠(最も多い)
排卵後〜月経前(黄体期) 白色〜クリーム色・やや粘稠・量が減る
月経直前 少量・白濁〜クリーム色

排卵期のおりものが多く「卵白状」になるのは正常で、妊娠しやすい時期のサインでもあります。


3. 色別・状態別の異常おりもの一覧

おりものの状態 考えられる主な原因 受診必要度
透明・白色(通常量) 正常 不要
透明・卵白状(排卵期) 正常(排卵サイン) 不要
白色・チーズ状・かたまり カンジダ腟炎 要受診
黄色・黄緑色・泡状 トリコモナス腟炎・細菌性腟炎・淋菌感染 要受診
緑色・膿状 淋菌感染症・細菌性腟炎の重症 早急に受診
灰色・魚臭いにおい 細菌性腟炎(BV)、ガルドネレラ感染 要受診
薄い茶色・ピンク(少量) 生理前後・排卵出血・着床出血 低(繰り返す場合は相談)
茶色・血が混じる(繰り返す) 不正出血・ポリープ・頸がん等 高(要受診)
鮮血・多量の出血 不正出血・子宮疾患等 高(要受診)
量が極端に多い(水っぽい) 腟炎・子宮体がん等 高(要受診)

4. においの異常と考えられる原因

においの特徴 考えられる原因
酸っぱいにおい(乳酸菌による) 正常
生臭い・魚のような強いにおい 細菌性腟炎(BV)——最も多い原因
甘いにおい・パン酵母のようなにおい カンジダ腟炎
膿のような・腐敗臭 重篤な細菌感染・子宮頸がん等
血液の鉄っぽいにおい 不正出血が混じっている

悪臭が強い・においが続く場合は必ず婦人科を受診してください。


5. おりもの異常の主な原因疾患

カンジダ腟炎

細菌性腟炎(Bacterial Vaginosis: BV)

トリコモナス腟炎

クラミジア子宮頸管炎

淋菌感染症

萎縮性腟炎(閉経後)


6. 受診すべきサイン

以下に1つでも当てはまる場合は婦人科を受診してください。


7. 日常のケアとNG行動

正しいデリケートゾーンのケア

NG行動


8. ルイかのう院でのおりもの相談

「おりものの色やにおいが気になる」「かゆみがある」「パートナーが性感染症と言われた」など、デリケートな悩みでも安心してご相談ください。ルイかのう院(岐阜市)では、感染症検査・腟炎の治療に対応しています。

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9. FAQ よくある質問

Q1. おりものが多いのですが、病気ですか?

A. おりものの量は個人差が大きく、排卵期や妊娠初期に多くなるのは正常です。色・においに変化がなく、かゆみ・痛みもない場合は多くの場合正常範囲内です。急激に増えた・他の症状を伴う場合は受診を検討しましょう。

Q2. おりものシートをずっとつけていても大丈夫ですか?

A. おりものシートは便利ですが、長時間使用すると蒸れて細菌が繁殖しやすくなります。こまめに取り換えるようにしましょう(最低でも1日2〜3回)。

Q3. カンジダ腟炎は性感染症ですか?

A. カンジダ腟炎は必ずしも性行為で感染するものではなく、体内の常在菌(カンジダ)が免疫低下・抗生物質使用・ストレス等で異常増殖することで発症します。ただし、性行為による感染もあります。

Q4. クラミジアに感染しているか不安です。どうしたらいいですか?

A. クラミジアは無症状のことが多い性感染症です。パートナーが感染した・心当たりがある場合は、婦人科でクラミジア検査(おりもの検査)を受けることをお勧めします。

Q5. おりものの異常があっても妊娠できますか?

A. 腟炎・性感染症は早めに治療すれば多くの場合妊娠に影響しません。ただし、クラミジアを放置すると卵管炎・不妊の原因になることがあります。妊活中は特に早めの受診をお勧めします。


受診・お問い合わせ

ルイかのう院(岐阜市)


参考文献・出典


監修: ルイかのう院 婦人科医師|最終更新: 2026年5月

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