Louis Kano Clinic

HPV ワクチン (シルガード9) 完全ガイド|接種年齢・回数・副反応

岐阜市のルイかのう院でHPVワクチン(シルガード9・ガーダシル)を接種できます。定期接種・キャッチアップ接種の対象年齢、2回・3回接種のスケジュール、副反応の対処法まで婦人科医が詳しく解説。

HPV ワクチン(シルガード9)完全ガイド|接種年齢・回数・副反応 — ルイかのう院

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染がほぼすべての原因となるがんです。HPVワクチンを接種することで、このウイルスへの感染を防ぎ、子宮頸がんをはじめとするHPV関連疾患のリスクを大幅に低減できると考えられています。岐阜市のルイかのう院では、シルガード9(9価HPVワクチン)をはじめとするHPVワクチンの接種に対応しており、定期接種・キャッチアップ接種・自費接種のご相談を婦人科専門の医師が丁寧にお受けしています。接種を検討されている方、キャッチアップ接種の期限が気になる方、副反応が心配な方は、ぜひこのガイドをご参考ください。


目次

  1. HPV(ヒトパピローマウイルス)とは
  2. 日本で接種できるHPVワクチンの種類
  3. 定期接種・キャッチアップ接種の対象年齢と費用
  4. 接種スケジュール(2回接種と3回接種の違い)
  5. 副反応と接種後の注意点
  6. ルイかのう院でのHPVワクチン接種の流れ
  7. よくあるご質問(FAQ)
  8. ルイかのう院 受診案内

1. HPV(ヒトパピローマウイルス)とは

HPV(Human Papillomavirus)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、100種類以上の型が確認されています。そのうち「高リスク型」と呼ばれるHPV16型・18型などは、子宮頸がんの原因となることが知られています。

子宮頸がんは毎年約1万1,000人が新たに診断され、約2,900人が死亡していると報告されています(国立がん研究センター「がん統計」より)。特に20〜40代の若い女性に多く、「マザーキラー」とも呼ばれる深刻ながんです。

HPVは主に性的接触によって感染します。感染しても多くの場合は自然に消滅しますが、一部が持続感染し、数年〜数十年かけてがんに進行することがあります。ワクチン接種によりHPVへの感染を防ぐことが、子宮頸がん予防の根本的なアプローチとして世界中で推奨されています。


2. 日本で接種できるHPVワクチンの種類

現在、日本で承認・使用されているHPVワクチンは以下の3種類です。

ワクチン名 対応型 接種対象
シルガード9(9価) HPV 6・11・16・18・31・33・45・52・58型 女性(男性への適用拡大も進行中)
ガーダシル(4価) HPV 6・11・16・18型 女性
サーバリックス(2価) HPV 16・18型 女性

シルガード9(9価ワクチン)の特徴

シルガード9は最も新しく、最も広いカバー範囲を持つワクチンです。子宮頸がんの原因となる9種類のHPV型に対応しており、日本での子宮頸がんの約90%以上に関連する型をカバーしていると報告されています(厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」参照)。

2023年4月より、シルガード9が定期接種ワクチンの1つとして指定され、積極的な接種が再開されました。ルイかのう院では主にシルガード9の接種に対応しています。


3. 定期接種・キャッチアップ接種の対象年齢と費用

定期接種

区分 対象 費用
定期接種(小学6年生〜高校1年生相当) 女性 12〜16歳 原則無料(公費負担)
キャッチアップ接種 1997年4月2日〜2008年4月1日生まれの女性 原則無料(公費負担)※1
自費接種 上記以外の希望者 医療機関により異なる(1回約15,000〜20,000円程度)

※1 キャッチアップ接種の公費負担期間については、最新の厚生労働省の通知および岐阜市の案内をご確認ください。制度は変更される場合があります。

キャッチアップ接種について

2013年からのHPVワクチン積極的勧奨差し控えにより、定期接種の機会を逃した世代(1997年4月2日〜2008年4月1日生まれ)を対象に、キャッチアップ接種が実施されました。この制度を利用すれば、定期接種と同様に無料で接種を受けることができます。

接種機会を逃した方は、お早めにルイかのう院へご相談ください。


4. 接種スケジュール(2回接種と3回接種の違い)

シルガード9の接種回数は、初回接種時の年齢によって異なります。

初回接種年齢 接種回数 スケジュール
15歳未満(14歳以下) 2回 1回目 → 6〜12か月後に2回目
15歳以上 3回 1回目 → 2か月後 → 6か月後(合計3回)

2回接種が可能な理由

14歳以下では免疫反応が活発であり、2回の接種でも3回接種と同等の免疫獲得効果が期待できることが臨床試験で確認されています。そのため、早めの接種がより少ない回数で完了できるメリットがあります。

接種間隔の注意点


5. 副反応と接種後の注意点

HPVワクチンの副反応については、かつて「副反応報告」が社会的に大きく取り上げられ、接種への不安を感じる方も多くいらっしゃいます。現在は厚生労働省の専門家部会による継続的な検討が行われており、安全性についての科学的評価が積み重ねられています。

主な副反応

よくみられる副反応(局所反応)
– 接種部位の痛み、腫れ、赤み(多くの方に起こります)
– 発熱(軽度)
– 倦怠感、頭痛

まれにみられる副反応
– 失神(血管迷走神経反射):接種直後に起こる場合があるため、接種後15〜30分はクリニック内でお休みいただきます
– アナフィラキシー(非常にまれ)

接種後の注意点
– 激しい運動や入浴(特に長風呂)は当日は控えることをお勧めします
– 接種部位を強くもまないようにしてください
– 接種後に強い痛みや腫れが続く場合、または通常とは異なる症状が現れた場合は、速やかにルイかのう院(TEL: 058-214-6160)にご連絡ください


6. ルイかのう院でのHPVワクチン接種の流れ

STEP 1:お電話・WEBにてご予約

まずはお電話(058-214-6160)またはWEB予約フォームよりご予約をお取りください。「HPVワクチン接種希望」とお伝えください。初回は問診票の記入がありますので、お時間に余裕を持ってご来院ください。

STEP 2:診察・問診

医師が問診を行い、接種の適否を確認します。アレルギーや既往症、他のワクチン接種歴についてもお聞きします。不安なこと、気になることはなんでもお気軽にご相談ください。

STEP 3:接種

問題がなければ接種を行います。接種は上腕部(二の腕)に行います。接種そのものは数分で終了します。

STEP 4:接種後の経過観察

接種後は院内で15〜30分お休みいただき、体調の変化がないことを確認してからご帰宅いただきます。

STEP 5:2回目・3回目の予約

次回接種日をスケジュールに合わせてご予約します。接種間隔が重要ですので、忘れずにご予約ください。


7. よくあるご質問(FAQ)

Q1. HPVワクチンを接種すれば、子宮頸がん検診は受けなくてよいですか?

いいえ、ワクチン接種後も定期的な子宮頸がん検診(細胞診)は引き続き受けていただく必要があります。ワクチンはすべてのHPV型をカバーするわけではなく、既存の感染への効果もないためです。検診とワクチンの両方を組み合わせることが、子宮頸がん予防において最も効果的なアプローチとされています。子宮頸がん検診についてはルイかのう院の婦人科検診ページもご覧ください。

Q2. 既に性経験がある場合でもワクチンの効果はありますか?

性経験がある場合でも、まだHPVに感染していない型に対してはワクチンの効果が期待できます。接種前にHPV感染の有無を調べる必要はありません。年齢が若いほど接種効果が高いとされていますが、定期接種の対象年齢を超えた方も自費接種でのご相談が可能です。

Q3. ワクチン接種後に副反応が心配です。接種後のフォローはありますか?

接種後は院内で経過観察を行い、体調確認ができてからご帰宅いただきます。帰宅後に異常を感じた場合は、お気軽にルイかのう院(TEL: 058-214-6160)にご連絡ください。医師が適切に対応いたします。

Q4. 男性もHPVワクチンを接種できますか?

日本では、男性へのHPVワクチン接種に関する議論が進んでいます。ガーダシル(4価)については男性への接種が承認されており、自費接種としての相談が可能です。詳細はご来院の上、医師にご相談ください。

Q5. 妊娠中・授乳中でもHPVワクチンを接種できますか?

妊娠中のHPVワクチン接種は現時点では推奨されていません。妊娠している可能性がある場合、または妊娠中と判明した場合は接種を延期してください。授乳中については、主治医と相談の上判断します。


内部リンク(関連ページ)


ルイかのう院 受診案内

HPVワクチンの接種、子宮頸がん検診、婦人科全般のご相談はルイかのう院へ。岐阜市中心部に位置し、お仕事帰りや学校帰りにも立ち寄りやすいクリニックです。

ルイかのう院
– 所在地:〒500-8175 岐阜市長住町2丁目14(詳細はアクセスページ
– 電話:058-214-6160
– WEB予約:こちらから予約する


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